その風邪薬、体がツラいからと飲んでも大丈夫? 市販薬にも副作用があります!
風邪になったら、「早めに風邪薬を飲みなさい!」って、子供の頃から何度か言われたことがある人も多いでしょう。
しかし、本当にその風邪薬を飲んでも大丈夫?
薬局で売っている風邪薬だから大丈夫と、安心して飲んでいると、副作用で大変なことになることもあるのです!
市販薬の副作用、消費者庁も注意喚起!
消費者庁でも風邪薬の副作用に注意するように言っています。そのあたりを詳しく説明していきます。
平成21年~平成25年までの4年間で総合感冒薬(風邪薬)での副作用は400件。うち、死亡件数が8件、後遺症が残ったのが9件。
解熱鎮痛消炎剤での副作用が279件。死亡件数が3件。後遺症が残ったのが2件。
今わかっているだけで、これだけの副作用が出ているのです。これを見ると、安易に熱が出たからといって、自分の子供に「風邪薬を飲みなさい!」なんて言えませんよね。
副作用の中でも、スティーブンス・ジョンソン症候群、中毒性表皮、壊死融解症、肝障害、間質性肺疾患、腎障害、喘息発作重積などは、非常に重篤になる恐れがあると、消費者庁も発表しています。
薬の副作用での死亡率が第4位!
1994年、米国医師会雑誌(JAMA)に発表された論文によると、1994年にアメリカで薬が処方されたのが30億件。
そのうち、200万人が副作用で死亡していると発表されました!
1994年の死亡順位は、
1位 心臓病
2位 ガン
3位 脳卒中
4位 薬の副作用
という結果です。
消費者庁の市販薬の副作用もそうですが、アメリカの死亡率4位に副作用だったなんて、知らない人も多いのではないでしょうか?
まとめ
体だるい、熱が出ている、咳が止まらない、鼻水が出る。これら、すべては理由があってそうなっていることなので、薬を飲む前に副作用があることを認識してから飲むべきだと思います。
重症ならば別として、少しくらいであれば、我慢して体の治癒能力に頼るのも必要かもしれません。
病院で処方された薬であっても、これだけの副作用があるのです。病院に行くと、医者から大量の薬を処方されます。
最近では、お薬手帳ができ、副作用の説明が書かれた紙も渡されるようになりました。しかし、意味がわかって読んでいる人が何人いるでしょうか?
ドクターから処方される薬も市販薬もリスクがあるってこと知った上で、自分たちでもある程度知識を付けて、飲むようにしないといけないかもしれません!