あなたの自律神経失調症、交感神経じゃなく、副交感神経が機能してないんじゃないの?
意味のわからない症状で苦しめられて医者に行くと、ほとんど自律神経失調症で片付けられてしまう。
「あなた交感神経が正常に機能してないですね!」
こんな経験はないだろうか?
原因不明の吐き気やめまい、食欲がない、倦怠感がいつもあるなど、人によって症状は様々である。
でも、患者側も無知な上に、よく知らない言葉ばかり羅列されるので、何のことやらさっぱりわからない。
交感神経?
そうなんですか....
副交感神経...
それって食べたらおいしいんですか?
ってな具合である。
病んでるわけではないが、仕事に行けなくなったり、急に腹が痛くなって動けなくなったり、真っすぐ歩けなくなったり、今まで散々苦しめられた自律神経失調症について詳しく調べてみることにした。
自律神経とは
自律神経とは、自分が意識的動かせるものではなく、無意識的に臓器や器官を動かす神経です。
人間が生きていく上で、絶対に必要なことに命令を出します。呼吸・血液循環・ホルモン分泌・消化液分泌など、ありとあらゆる体の内的な働きに関係してきます。
わかりやすく言うと、心臓・肺・胃・腸などすべてが、自律神経の命令を受けて動いており、いわば体の司令塔のような働きをしています。
自律神経には、交感神経と副交感神経の2つの神経からできており、この2つからなる自律神経は自分でコントロールするこができないので、ここがズレが生じると、体全体に影響がでるようになってきます。
自律神経失調症の症状
原因不明の症状が出て病院に行くと、まず何科に行って良いかわからない。眼科・循環器科・整形外科・消化器科・心療内科などたらい回しにされ、結局なにが悪かったかさえわからない。
- いきなり鼓動が早くなる
- 汗がとまらない
- めまいがする
- 不眠症
- 頭痛が止まらない
- 便秘が治らない
- パニック障害が起きる
しかし、これらの症状をどれだけ検査しても、体のどこにも異常が起きているわけでないので、病院では症状が出てないものは、原因不明としか言いようがない訳です。
管理人の私も、数年前、仕事中にいきなり吐き気がして、そこから歩けなくなったことがあります。1週間くらい立つことさえも困難な状況でした。
そのとき、医者に言われたのが、「どこも悪くないですよ!」
の一言。
「えっ、真っすぐ歩くことさえできないのに、どこも悪くない?」
そんなはずないでしょうと思うわけですが、どこの病院に行っても答えは同じでした。
で、最後に診断されたのは、自律神経に異常があるという自律神経失調症(不定愁訴)でした!
交感神経と副交感神経
自律神経は、交感神経と副交感神経で成り立ってます。交感神経と副交感神経は、よくアクセルとブレーキという風に例えられます。
走る・止まるのように、お互いまったく逆の動きをするのが特徴です。
ケツを叩いてやる気を出せてくれる、扱いがわかっている交感神経。例えば、目の前にイノシシが出てきたとします。
逃げたり、戦ったりの態勢を作るために、アドレナリンを副腎皮質から出させ、興奮状態にもっていき、戦闘状態にもっていくのが交感神経の仕事です。
逆に膝枕でもして、優しく癒してくれる副交感神経。例えば、先ほどのイノシシから逃げれたとして、体はそのまま持続して興奮状態ではいられない。
そこで、興奮を抑えるために、優しくなだめてくれるのが副交感神経の仕事です。いわゆるアメとムチの関係。
原因は副交感神経にあった
実は、自律神経失調症(不定愁訴)は首コリによって、首の筋肉に異常が起こり、副交感神経を邪魔することによって、体に不調が出ることが多いのです。
はい、私が立てなくなり、歩けなくなったときも、首コリをとることにより、2週間くらいで改善されたのです!
今までは、交感神経が過剰に働くことにより、副交感神経の活動が鈍くなり、自律神経失調症や不定愁訴が起こると言われ、交感神経の働きを抑える薬を処方されるのが一般的でしたが、それでは問題解決にならないことも多々あるということです。
首コリや肩こりの改善法
私の首コリや肩こりが改善された方法を紹介します。今は肩こりや首コリはなく。それ以降、自律神経失調症(不定愁訴)が出ることはなくなりました。
答えから先に言うと、改善されたのはストレッチと運動でした!
ポイントは首・肩・肩甲骨の3つです。
ここで注意してほしいのは、ストレッチは体が温まってないときにすると、逆効果になる場合があるので、お風呂に入った後、入浴後にするか、軽くジョギングやウォーキングなど10分くらいして、体を温めてから行ってください。
間違っても、朝起きてスグにやるのは、体への負担が大きいのでNGですよ!
首のストレッチ
首のストレッチのコツは、非常にデリケートな場所なので、強くやり過ぎないことです。
肩甲骨のストレッチ
肩甲骨が硬いと、首痛や肩こりの原因となります。はじめは、硬いはずなので、無理せずできる範囲でやってください。
肩のストレッチ
背中だけでなく、肩甲骨も伸ばせます。どのストレッチも場所を選ばずできることなので、仕事中の休憩時間などに、少しだけやるだけで、かなり改善されます。
ある程度体が柔らかくなってきたら、ブリッジなんかに挑戦してみてください。ここまでできるようになったら、首コリ・肩こり・肩甲骨コリは全くなくなるはずです。
もし、これだけで自律神経失調症・不定愁訴の症状が改善されない場合は、専門医に相談してくださいね!